ワールドカップ スペイン-チュニジア

早寝早起きして観戦。初戦のウクライナ戦を4-0と圧勝し、ここで勝てばグループリーグ突破が決まるスペイン、対するは初戦のサウジアラビア戦で先制しながらも逆転され、最後何とか追いついて勝ち点1を手にしたアフリカチャンピオン、チュニジア。スペインの先発メンバーは初戦と一緒です。さあ、キックオフ。
序盤から積極的に仕掛けるスペイン、中盤を厚くして、積極的なプレスで守るチュニジア。試合が動いたのは8分、カウンターから右サイドを破ったジャジリ選手が追いすがるプジョルを交わしてセンタリング、走りこんだムナリ選手がシュート!カシージャス良く弾きましたが、こぼれ球をムナリ選手に押し込まれ、チュニジア先制ゴル!スペイン、序盤にリードを許してしまいます…。
その後は堅く守るチュニジア、スペインもミドルシュートなどで切り崩しにかかりますが、なかなか突破口が開けないまま前半終了…。序盤集中力の欠いたところでしてしまった失点が痛い。
後半頭からスペインが動きます。ルイス・ガルシアout、ラウールin、セナout、セスクin。流れを変えに来ます。しかし、なかなか最終ラインを突破することが出来ないスペイン、57分に早くも3枚目のカード。ダビド・ビジャout、ホアキンin。サイドから切り崩そうという狙い。
そのホアキンからチャンスが生まれます。71分、ホアキンが右サイドを切り崩しセスクにパス、セスクのシュートはキーパーが止めるも、ラウールがそこに詰めていた!ラウールは冷静に右足で押し込み、同点ゴル!ラウールらしさの出たプレーでスペイン、同点!
5分後の76分、セスクのスルーパスで抜けたフェルナンド・トーレスが右足アウトサイドでキーパーの横を抜く!逆転ゴル!ぃゃ、どっかのFWに見習わせたいプレーでした。
これでもう出てくるしかないチュニジア。スペインも積極的に守るというより、隙あらばもう1点みたいな。そんな状況でロスタイム、左サイドフリーになったラウールがトーレスへ絶妙のクロス!しかしトーレス、届かない…ここでホイッスル。何とペナルティ。どうやら相手DFがトーレスを押さえ込んでいたようで、道理で届かない訳だよ。つうことでこのペナルティはトーレスが確実に決めて3-1となり、ほぼ勝負あり。最後もう1回トーレスにチャンスがありましたが、残念ながらシュートは枠を外れ、ハットトリックはならず。スペイン、3-1の逆転勝ちで決勝ラウンドに駒を進めました!
それにしても、チュニジアの粘りは素晴らしかったです。強い相手にはどのように立ち向かうか、ひとつのお手本のような感じでしたね。結果的にラウールの執念が勝りましたが、ホントどこかの代表チーム監督に見習って欲しいものです。
Spain 3-1 Tunisia


もうひとつのH組、サウジアラビア-ウクライナは、4-0でウクライナ圧勝!決勝ラウンド進出に一歩前進です。シェフチェンコもワールドカップ初得点をマークしたようです。