続き

昨日の続き。


土曜日。僕はみやびちゃんとの待ち合わせ場所である駅へと向かう。
舞美への思いに後ろ髪を引かれながら…。
約束の10時より早めに駅に着くと、みやびちゃんはもう来ていた。


ノノl∂_∂'ル<おはようございます。
(やまこう)<おはよー。早いね。


いつもよりオシャレをしてきた感じのみやびちゃん…か、可愛い!こういうのを勝負服とか云うんだろうか?うーむ、噴水広場に連れてかれちゃったらどうしよう…とか余計な心配までしてしまうよ(笑)。
でも、その心配が現実になった時、僕はどうすりゃいいんだ?


ノノl∂_∂'ル<…どうしたんですか?
(やまこう)<いや、何でもないんだ。さ、行こう。


電車の中、たわいもない会話をしていたら、突然みやびちゃんが訊いて来た。
ノノl∂_∂'ル<ところで、先輩と矢島先輩はどういう関係なんですか?
(やまこう)<へ?舞美の事?
ノノl∂_∂'ル<はい。登下校とかいつも一緒じゃないですか。付き合ってるんですか?
(やまこう)<いや、舞美とは幼なじみだし、家もすぐそばだからってだけで、腐れ縁みたいなもんだよ(汗)。
ノノl∂_∂'ル<そうなんだー。いつも私邪魔なんじゃないかなって思ってたんです。
ノノl∂_∂'ル<そうかそうか、良かった。
(やまこう)<…(何が良かったんだ?)。
ノノl∂_∂'ル<まー、付き合ってたら今日とかも一緒にどこか行ったりしますもんね。
(やまこう)<ま、まーね。


…やばいなぁ。嘘言ってる訳じゃないんだが、何となく話がややこしくなりそうだ。
そんな中、メールが届いた。舞美の妹の舞ちゃんからだ。

お姉ちゃんの調子が何かおかしいの。予選もギリギリ。
すぐ来て!決勝は1時半からだから。


…!
ノノl∂_∂'ル<…どうしたんですか?
(やまこう)<…実は…かくかくしかじか。
ノノl∂_∂'ル<………あの…行ってあげてください。私の事はいいですから。
(やまこう)<で、でも…。
ノノl∂_∂'ル<矢島先輩はこう先輩を必要としてるんです。今戻ればまだ間に合います!
(やまこう)<みやびちゃん、ゴメン!ありがとう!


ノノl∂_∂'ル<…(やっぱり先輩は…でも諦めないんだから)。


続くのか?