14年目年末報告

そんな訳で(どんな訳なんだか)、14年目が終了しましたので年末報告。故障に苦しめられた1年だった印象。


まず、キュートペトルシカ号(ストラヴィンスキー×ピュアフローリスト)が、根岸ステークスを勝利したものの、その後の調教中に重傷の骨折…年齢的なものもあるので、そのまま引退させました。通算で22戦16勝、獲得賞金は13億3940万円でした。種牡馬入りした能力は、距離が2000-2200、現役時代並に底力A、体質と気性はBですが、実績と安定がCとか…実績はどうやれば上げられるのよ?みたいな(笑)。
3歳の期待馬、キュートルキフェル号(フレンチデピュティ×ルシファーリング)は、京成杯で4着に入ったもののレース後に骨折が判明…結局復帰まで7ヶ月以上かかってしまいましたが、能力はそれなりにあるので1000万下、1500万下条件を連勝してとりあえずオープン入り。年明けになってしまいますが中山金杯で3着に入りました。
3頭目の骨折はキューティハニー号(ウォーエンブレム×アストロロジー)でした。とうかつちょーごめんなさい。読売マイラーズカップのレースでやってしまい、半年程休養。但し復帰後はマイルチャンピオンシップで2着に入るなど底力を見せてくれました。
年末には、キュートフランソワ号(フレンチデピュティ×キューティウォー)が阪神Cのレース後に屈腱炎を発症…元々体質的に弱い部分はあるのですが。
軽いところだと、キューティベガ号(フォーティナイナー×ライラ)が夏の放牧から帰って来ての調教中に後脚ハ行とか。そのせいで秋華賞トライアル使えずにぶっつけ本番で秋華賞に臨む羽目になってしまいました。


故障話はこの辺にしといて、G1レース報告。
フェブラリーステークス:サイレントキュート 15着
高松宮記念:キューティスイープ 5着、キューティハニー 7着
桜花賞:キューティベガ 1着
皐月賞:キュートクエスト 9着、キュートフランソワ 12着
天皇賞(春):キュートプランタン 1着
NHKマイルカップ:キュートフランソワ 1着
ヴィクトリアマイル:キューティフローラ 1着、キューティスイープ 2着
オークス:キューティベガ 1着
安田記念:キューティフローラ 1着、キューティスイープ 8着
宝塚記念:キューティフローラ 1着
スプリンターズステークス:キュートフランソワ 4着、キューティスイープ 5着
秋華賞:キューティベガ 1着
天皇賞(秋):キュートプランタン 1着、キューティフローラ 5着、キュートクエスト 13着
エリザベス女王杯:キューティベガ 1着
マイルチャンピオンシップキューティハニー 2着、キュートフランソワ 8着
朝日杯フューチュリティステークス:キュートアコルト 1着
有馬記念:キューティベガ 1着、キュートプランタン 3着
数えてみれば12年目と同じG1レース12勝とか(笑)。その内牝馬が8勝しているというのは相変わらずですなぁ。
しかし、牡馬の中でも晩生の血が開花!キュートプランタン号(ストラヴィンスキー×ピュアフローリスト)、3歳秋のセントライト記念を制するなど才能の片鱗は見せ始めていましたが菊花賞は5着。年が明けて中山金杯AJCCを連勝して、阪神大賞典ではテイエムオペラオーの2着に終わりましたが次の天皇賞でリベンジを果たし初のG1制覇!秋はオールカマーを快勝して秋の天皇賞へ。距離が短くなってスピード不足の懸念があったのですが、ゴール前鋭く伸びて3馬身ちぎって1着とか。天皇賞春秋連覇とか!皐月賞では14着、ダービーで12着に沈んだこいつが見事天皇賞馬に!ゃ、こういうのってドラマだねぇ。
今年も相変わらず頑張ってくれたのが女傑キューティフローラ号(サンデーサイレンス×ラスティングノート)。宝塚記念連覇を含むG1レース3勝!ただ、凱旋門賞のお誘いは今年は丁重にお断りしました。天皇賞(秋)も期待されましたが、完全に力負けという感じの5着に沈み、そろそろ限界かなと。重賞18勝はキュートペトルシカを抜いて新記録。
一番の収穫はキューティベガ(フォーティナイナー×ライラ)でしょうな。強いのもありますが、レースっぷりがなかなか凄い(笑)。きさらぎ賞では好スタートから先行するというイヤな展開でしたが、ハーツクライの追い込みをクビ差退け、続く桜花賞(調子の関係でトライアルは使えず)でも好スタート。アンカツいい加減にしろとか思いながらも、重馬場に助けられたのかそれとも力があるのか、4角先頭に立つとゴール前1馬身ちょっきり残してまず1冠。オークスでは14番枠を引いてしまったので、なるべくロスを避けるように追い込み指示。これがはまる。インコースの良い所を確保しつつ楽に追走し、直線に向いて外へ持ち出し残り200で先頭に立つとそのまま5馬身もちぎって圧勝!強ぇ!秋になって、ハ行の影響もありぶっつけで臨んだ秋華賞、ただし調子は絶好調、次のレースどうすんねんみたいな感じなのですが。ここでは鞍上の安藤勝としっかり折り合ってくれて、ゴール前ちょっと失速したけど危なげなく優勝。しかし、エリザベス女王杯では調子が良くも悪くもありません状態…普通なら回避ですがこいつの力なら…というのとここで使って上手く調子が変わってくれれば有馬に間に合うかもしれんという色んな思惑で出走。かなりの鬼ですな(笑)。15番枠という事で追い込み指示。しかしながら直線に向いても全然映らないんですけど…みたいな感じでしたが最後の最後にえらい勢いで飛んできまして、フサイチエアデールを丁度鼻差捉えたところがゴールでした。で、タイミング良く(?)次の週に体調を崩して、有馬記念はほぼ完調の状態で出走。内枠という幸運もありましたが出遅れも飛び出しもせず、好位追走から抜け出して有馬記念も優勝しました!ここまで10連勝ですので記録がどこまで伸びるかも楽しみですし、凱旋門賞への期待も高まります。


繁殖は只今上限の8頭。
ライラ:キュートカントリー受胎(売却予定)
ラスティングノート:空胎(売却予定)
ダイレクトメール:エルコンドルパサー受胎
キューティパズル:フォーティナイナー受胎
キューティラブリィ:ストラヴィンスキー受胎
キューティトーン:エンドスウィープ受胎
キューティラン:バウンダリー受胎(売却予定)
キューティノート:タイキシャトル受胎
こんな感じ。サンデーサイレンスの予約が取れなかったよ…。
キューティノートにはタイキシャトルを。父からスピードを、母からスタミナを上手く受け継いでくれれば…あとヘイローとニジンスキーのクロスがどう出るかなんですけど。逆だったら嫌だなぁ(笑)。


1歳馬は結局全部売却してしまったので15年目は2歳世代無しだったり、2歳チャンピオンになったキュートアコルト号(コロナドズクエスト×ラスティングノート)はどう考えても短距離血統だったりするので、ダービーの夢はいつだ、17年目以降に持ち越しですなぁ。